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スパムブレインの複数システム更新で平均掲載順位が突如上昇

GoogleよりSpamBrain(スパムブレイン)と複数のシステムの更新開始がアナウンスされ、それによる影響だと思われるのだが、Yahoo seo Googleの平均掲載順位が突如の上昇を記録した。
前回記事「」で報告したサイトの異常は、4月4日の丸一日続くも、翌朝には通常のに戻った。常識的に考えれば、に対する何らかのテストが、あのサイトコマンド検索の異常をもたらせたと言えるだろう。

「Yahoo seo」平均掲載順位が突如の上昇

このGoogleアルゴリズムに対する何らかのテストに関係しているのではないか?と思われる変化が、定点観測している「」検索結果で生じた。生じたのは2023年4月12日である。2023年4月12日更新 Yahoo seo検索 平均掲載順位 画像Yahoo seo Googleの平均掲載順位が突如として49.6となり、“+15.7” の上昇を記録したのである。
この数値変動はSearch Consoleの<検索パフォーマンス>にも記録されている。2023年4月12日更新 Yahoo seo検索 平均掲載順位 画像その2にある通り、Yahoo seo Googleの平均掲載順位が49.6になる直前は74のを表示させていた。つまりは、何らかのGoogleアルゴリズムに対するアクションがあって、この数値変動が起こったと推察されたのである。
このアクションとは何か?GoogleからアナウンスされたSpamBrain(スパムブレイン)こそ、そのアクションであったと考えている。

スパムブレインによる複数のシステムの更新開始

Google検索セントラルに「」のエントリーがされたのが4月11日。そして「Yahoo seo」の平均掲載順位に変化が生じたのが4月12日。2つが連動していると考えても、不思議ではないだろう。
記事を訳して引用する。
私たちは毎日、何十億ものWebページを発見し、インデックスを作成し、提供していますが、発見したページのかなりの部分がスパムです。2022年には、これらの攻撃を阻止し、すべての検索ユーザーにスパムのないエクスペリエンスを提供するために、システムに複数の更新を開始しました。
冒頭部分の文章であるが、注目したのが “すべての検索ユーザーにスパムのないエクスペリエンスを提供するために、システムに複数のを開始しました” の開始しましたの部分である。つまりは、スパムのないエクスペリエンスを提供するためにシステムに複数の更新を開始した結果、Yahoo seo Googleの平均掲載順位が上昇したので、言うなればそれ以前において、このスパムブレインによるネガティブな上の影響を受けていたと言えるのである。(2023年4月19日付記事「」を参照のこと。)
では、その影響はいつからか?Google Adsenseよりへの広告配信を制限する旨のメールが届いた1日、つまりは2023年3月のロールアウトからだと推測する。(2023年4月1日付記事「」を参照のこと。)
さらにGoogle検索セントラルから引用する。
また、SpamBrainを堅牢で用途の広いプラットフォームとして改良し、さまざまな種類の悪用への対応を改善する複数のソリューションを立ち上げました。そのような例の1つがリンクスパムです。12月に共有したように、SpamBrainをトレーニングして、スパムリンクを作成しているサイトや、スパムリンクを他のサイトに渡すために作成されたサイトを検出できるようにしました。SpamBrainの学習機能のおかげで、以前のリンクスパムアップデートと比較して、50倍以上のリンクスパムサイトを検出しました。同様に、SpamBrainにハッキングされたスパムについてさらに学習させる取り組みにより、ハッキングされたサイトの検出が10倍改善されました。
日本語訳した “SpamBrainをトレーニングして” の部分は、SpamBrainの精度を強化したという意味に捉えれば良いだろう。
引用した箇所には、Adsenseより広告配信を制限された原因は含まれていない。そして私もこのスパムが直接的に広告配信制限と関係したとは思っていない。ただ、なので、スパムを検知することも重要な使命である。さらに17日付記事「」で報告したNGワードが、広告配信制限の原因になるとともにスパム扱いされた可能性もある。何れにしても、スパムブレインの直接の影響は2023年3月1日から生じたと推測しているのである。
もしかしたらスパムのないエクスペリエンスを提供するためにシステムに複数の更新を開始した結果なのかもしれないデータ変動が、Yahoo seo Googleのの<クロールの統計情報>に記録された。これを確かめるためには、もうしばらくデータの推移を見守る必要がある。

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