更新こそAIに働きかけることのできるGoogle seoの全て

Yahoo seo Googleの過去記事を修正する作業は継続的に行っていた。そして2023年04月25日も同様に過去記事の修正を行っていたのであるが、この日以降、修正していて明らかに今までと違う感触を抱くようになった。修正した記事の確認のためにアクセスすると、修正する以前には表示されていなかったAdsense広告がみるみると表示されていくのが確認できた。2023年4月1日付記事「FC2ブログのAdsense広告配信制限とコアアルゴリズムアップデートの関係」で、広告配信制限が解除されてAdsense広告が表示されていったことを報告したが、あの時と同じ感覚を抱いたのである。

画像はHTTPSの<クロールの統計情報>「2023/05/02」のデータであるが、4月25日の「検出」リクエストはゼロであった。 2023年5月2日更新 HTTPS クロールの統計情報

それ以前、<クロールの統計情報>の「検出」リクエストは「更新」に比例した数値が記録されていた。直近の数値が以下である。

4月22日更新131 検出30
4月23日更新115 検出34
4月24日更新137 検出14
4月25日更新199 検出0
4月26日更新157 検出0
4月27日更新128 検出0
4月28日更新136 検出1
4月29日更新146 検出0
4月30日更新137 検出1
5月1日更新132 検出0
5月2日更新125 検出9

4月25日に唐突にゼロが記録され、4月28日、4月30日に1のリクエストが記録されたが、URLの表示がなかったため、どのページが「検出」されたのかは不明だ。そして5月2日に記録された9のリクエストはURLの表示があったため、どのページが「検出」されたのかは把握できている。

4月25日GoogleのAIがYahoo seo Googleを正しく学習し始めた

この<クロールの統計情報>数値の推移から、4月25日に何かがあったことを理解した。そしてそれはGoogleアルゴリズムに関するグローバルな展開とは全く関係がない、非常にローカルかつパーソナルなものである。それはGoogleのAIが、Yahoo seo Googleを正しく学習し始めたことである。

もう1つ、「2023/05/02」で更新されたHTTPSの<ページのインデックス登録>を紹介しよう。 2023年5月2日更新 HTTPS ページのインデックス登録

「代替ページ（適切なcanonicalタグあり）」が「2023/04/29」データの141から133に減少したのである。

「代替ページ」の数値は「2023/03/25」で151まで減少したことを、2023年03月27日付記事「Google seoにサイトマップの最適化は何より優先されるべきもの」で報告した。その後の推移が以下である。

「2023/04/01」151→150
「2023/04/04」150→148
「2023/04/11」148→142
「2023/04/29」142→141
「2023/05/02」141→133

この数値の推移からも、4月25日にGoogleのAIが、Yahoo seo Googleを正しく学習し始め、その結果、「2023/04/29」データで141→133に減少したように感じられるのだ。

GoogleのAIが人間の能力を凌駕する範囲は狭い

GoogleのAIは、人間の頭脳を模して製造された人工物であり、その能力が人間を遥かに凌駕することができる範囲は現段階では狭いと思われる。しかしながら、人はAIに対し、そのような認識は抱かない。将棋AIは、何億通りの局面を短時間で想定し、最善手を打つ。この何億通りの局面を短時間で想定する能力こそAIならではのものであり、それが、人間を遥かに凌駕する能力=AI、と誤解させる最もたるものであろう。これはAIというよりも、コンピューターの処理能力と考えるべきなのである。

あるルールに従ってしか駒を進めることができない将棋だからこそ、何億通りの局面を短時間で想定することができるが、ルールから逸脱した領域を処理する能力は、人間ほどには未だ到達していない。そしてこれをGoogle seoに即して語り直せば、ルールから逸脱した領域とは誤ったseoを意味する。それが誤ったseoであると判断できるのが人間の能力だとすれば、この領域で人間に劣るGoogleのAIはそれを誤りと認識することもできないため、誤ったseoとして排除することもできない。結果として、誤ったseoは排除されることなく取り込まれることによって、

そしてGoogleの人工知能は、非seo的なシグナルが存在していても、見かけ上の “エンティティ” を構築する

のである。（2019年01月10日付記事「Googleの人工知能は誤ったseoを認識できない」より引用）

AIを矯正させるには非seo的なシグナルを排除した上で更新すること

未だGoogle seoの領域においては、GoogleのAI、その能力は低い。では何を以ってこのAIに正しくウェブサイトを学習させ得るかと言えば、非seo的なシグナルを排除した上でインデックスを更新させることである。外部シグナルによってAIを矯正させることはできないし、闇雲に修正しインデックスを更新させても、非seo的なシグナルが残っていれば、AIは正しくウェブサイトを学習しない。4月25日以降、GoogleのAIが、Yahoo seo Googleを正しく学習し始めたとしても、未更新の記事からの内部リンクによって、未だ正しく学習されていないウェブページが大部分なのが事実なのである。

Adsense広告の表示は、HTTPSの現在ドメインのアドレスに制限している。つまりは、Adsense広告が表示されたウェブページはHTTPSの現在ドメインのURLと認識されているから、広告表示されている。旧ドメインである “net” や “us” そして “blog40.fc2.com” のURLと認識されている場合、Adsense広告は表示されない。こうした方法で、AIに正しく自身のウェブサイトが学習されているかを確認してみるのも良いだろう。