前回記事でペンディングした検証を行った結果、Yahoo seo Googleは旧ドメインからのリダイレクトによって、実質的にモバイルファーストインデックスの影響を受けざるを得なかったとの結論に至った。
検証は、このモバイルファーストインデックスによるインデックス処理を推測するに至ったそもそもの原点、<
内部リンク>のデータを考えることから始めた。要は、
Search Consoleでインデックス登録が確認されている
URLが、なぜ、<内部リンク>データには全て表示されないのか?インデックス登録されたURLが100あれば、<内部リンク>にも100のURLが表示される筈なのに、それに遥かに満たないURLしか表示されない。どう考えても、
Google seoで最適化されていないことは歴然である。
リダイレクトを妨げるモバイルファーストインデックスのアルゴリズム
だがサイトマップ以外にも、リダイレクトを妨げるGoogleアルゴリズムがあった。それこそモバイルファーストインデックスである。
Google検索セントラルブログの「
モバイルファーストインデックスの展開」には、こう書かれている。
Googleでは引き続き、検索結果の提供に単一のインデックスを使用します。メインのインデックスとは別に、「モバイルファーストインデックス」を使用するわけではありません。これまで、PC版のコンテンツをインデックスに登録していましたが、今後はモバイル版のコンテンツを活用する割合を増やしていきます。

モバイルファーストインデックスは、コンテンツを収集する方法についての取り組みであり、コンテンツの掲載順位を決定するものではありません。モバイルファーストインデックスによって収集されるコンテンツが、PC版コンテンツやまだこの方法で収集されていないモバイル版コンテンツよりランキングで優先されることはありません。さらに、PC版コンテンツしかない場合でも、引き続きGoogleのインデックスに登録されます。
引用した2か所のテキストからは、モバイルファーストインデックスはパソコン用コンテンツとは別個のものとして存在し、
検索順位など、Google seoの主要テーマには影響を与えるような印象は受けない。だが唯一、気になるテキストがある。それが「さらに、PC版コンテンツしかない場合でも、引き続きGoogleのインデックスに登録されます。」の部分だ。
もし、Yahoo seo Googleがパソコン(PC)版コンテンツしかなかったならば、モバイルファーストインデックスとは無縁のブログとしてリダイレクトは完了し、Google seoで最適化されたのではないか?実際にインデックスクローラが「パソコン」であった時は、ウェブ上のコンテンツは残らずインデックス登録されていたからだ。しかし、Yahoo seo Googleはパソコン版コンテンツしかなかったわけではなかった。レスポンシブwebデザイン化する以前から、“sp” のパラメータが付いたURLで
スマートフォン用コンテンツが、そして “mode” のURLで
フィーチャーフォン用コンテンツが存在したのである。
この存在していたモバイル用コンテンツも、Yahoo seo Googleを
HTTPS化した際にリダイレクトの対象URLとなった。つまりは旧URL→新URLのリダイレクトによって、否応なく、モバイルファーストインデックスの影響を受けざるを得なかった。モバイルファーストインデックスはインデックスに関与するアルゴリズムだからこそ、リダイレクトとGoogle seoに影響を与えるからである。
Yahoo seo Googleの旧ドメイン “blog40.fc2.com” も、HTTPSの現在ドメインと同時に、5月22日にモバイルファーストインデックスに移行した。そしてその旧ドメインのSearch Consoleが「2023/06/13」で
更新され、1つのインデックス登録が確認された。

しかしながら、6月21日朝の定点観測時においても、“blog40.fc2.com” のサイト
コマンド検索で、インデックスされたURLの表示はない。

タイムラグの問題も考えられるが、ここにもリダイレクトの問題に絡んだモバイルファーストインデックスの影響を、前回記事の「
Yahoo seo」検索順位の事例と合わせて、認めることができるのではないか?
「データがありません」と表示される原因
「データがありません」と表示される原因を、現在の私は、モバイルファーストインデックスが引き起こす現象だと推測している。つまりは、モバイル用データがリダイレクトされていないからこそ、そのリンクは外部リンクになる。
- パソコン用データは旧URL→新URLへリダイレクト→内部リンク
- モバイル用データは旧URL→新URLへのリダイレクト失敗→外部リンク
現時点での結論としては、Yahoo seo Googleは以前より実質的にモバイルファーストインデックスの影響下にあったということだ。そして現在ようやく、Yahoo seo GoogleはモバイルファーストインデックスによるGoogle seoを可能にする手段を、モバイルファーストインデックス移行によって得た、と言えるのだろう。
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