次は、実際の検索順位である。記事No.1284でも報告したが、「Yahoo seo」検索で長らくYahoo seo Googleは検索圏外であったのだが、6月29日の定点観測で、55位に表示されていることを発見した。
画像は2023年7月3日朝の「Yahoo seo」検索結果である。

順位が付いてからは、ほぼ、この辺りの順位にランキングされている。ごくごく自然に考えれば、パソコン用
Googlebotによる平均掲載順位のデータが消え、
スマートフォン用Googlebotによるデータで順位が付いた結果だと言えるだろう。
時系列でみると、パソコン用からスマートフォン用データへの移行はより顕著になる。
エンティティのリンクもリダイレクトの対象なのか?
2018年10月3日付記事「
Google検索におけるエンティティとseoについて検証」から引用する。
例えば、“リバウンド” というテキストがある。このテキストも “ダイエット” についてのサイト内での意味と、“バスケットボール” についてのサイト内では、まるで意味が異なることは理解できるだろう。
ダイエットのリバウンドなのか?それともバスケットボールのリバウンドなのか?は、同一ドメイン内の他のURLとの内部リンクによってGoogleは認識する。つまりは単体のURLのリダイレクトとは別に、エンティティを形成していたURL間のリンクもリダイレクトの対象となるのではないか?ということである。
この疑念は、
2012年09月1日付記事「
seoとリンクの輪」で初めて披露した。そしてこのリンク構造に今回新たに加わったものが、パソコン用とモバイル用URL間のリンクである。つまり、エンティティでグループ化されたURL間のリンクには、パソコン用とモバイル用のURLがそれぞれあり、パソコン用グループのリダイレクトは完了したが、モバイル用グループのリダイレクトは未完了なのではないか?言い換えれば、スマートフォン用データにおいては、Yahoo seo Googleのエンティティは完成していないということだ。
未完成ながらも「Yahoo seo」で55位の順位が付いた。そして完成に近づくにつれ、Yahoo seo Googleの検索順位は上昇する筈だ。
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