低品質コンテンツとリダイレクトの関係について前回記事を書いたが、スパムのペナルティが下される品質に関するガイドライン違反とは別に、低品質コンテンツと認識される可能性があるガイドライン違反があるのではないか?Yahoo seo Googleでseo上の瑕疵だと私が考えているのも、このようなコンテンツである。
2023年8月16日、
Search Consoleの
更新と同時に、Googleからメッセージメールが届いた。

Yahoo seo Googleの旧
ドメイン “us” の「クロール済み-インデックス未登録」の問題が修正されたことが報告された。
usドメイン記事No.173のデータ推移
実際の “us” ドメインの「2023/08/15」<ページのインデックス登録>が以下である。

「クロール済み-インデックス未登録」は「合格」とされ、前回まで表示されていた1件の
URLが消えた。消えたURLが以下である。
画像はExcelで記録してあった “us” ドメインの「2023/07/16」「クロール済み-インデックス未登録」のデータである。最後まで未登録だったのは記事No.173で、その前回
クロールは
2023年04月1日だった。
次に紹介するのは、“us” ドメインの「2023/08/15」「ページにリダイレクトがあります」データである。
インデックス未登録だった記事No.173は「ページにリダイレクトがあります」に移行したのであるが、その前回クロールは
2023年01月30日と表示されている。インデックス未登録だった時の4月1日から遡った日付でクロールされたコンテンツが「ページにリダイレクトがあります」へ移行されたことになる。俄然と興味が湧いてNo.173に関するデータ変動を調査すると、Excelで記録を取り始めた「2019/09/17」データからNo.173は “us” の「ページにリダイレクトがあります」に表示されていた。そしてそのデータに変化が生じたのは「2022/12/03」で、そこで「ページにリダイレクトがあります」から「リダイレクトエラー」に移行した。移行する前のクロール日時は
2021年05月24日で、移行のクロール日時は
2022年11月29日であった。移行した原因は私が “us” のNo.173を
インデックスリクエストしたことだ。
No.173は「2023/03/28」で「リダイレクトエラー」から消え、「2023/04/04」データで「ページにリダイレクトがあります」に表示された。この時のクロール日時が2023年4月1日で、インデックスリクエストした日付である。そして「2023/05/02」データで「ページにリダイレクトがあります」から「クロール済み-インデックス未登録」に移行した。つまりは、「2023/08/15」のデータで、「クロール済み-インデックス未登録」から再び「ページにリダイレクトがあります」に戻ったとも言えるのである。
この間、一度たりとも2023年1月30日のクロール日時は記録されていないが、現在の<ページのインデックス登録>をみれば、なるほどと納得できる筈だ。

それまでのクロール日時は私がインデックスリクエストした日付であり、それは “net” とともに
2019年09月1日に
モバイルファーストインデックスに移行(2019年9月17日付記事「
アドレス変更ツールで置き換えられたページにGooglebotはクロールしない」を参照のこと)していた “us” ドメインにおいては、
スマートフォン用
Googlebotがクロールした日であったからだ。それに対し現在のNo.173は、
参照元ページを “net” のNo.173とし、パソコン用Googlebotにクロールされた日付を表示させている。つまりは、4月1日のスマートフォン用データでインデックス未登録とされていたコンテンツが、1月30日のパソコン用データで「ページにリダイレクトがあります」に表示されたということになる。
では「ページにリダイレクトがあります」に戻ったNo.173のスマートフォン用データはどこに消えたのか?Yahoo seo Googleの新旧すべてのドメインで探してみたが、Search Consoleで表示されるのは、
HTTPSの「有効」インデックスだけである。そしてその<ページのインデックス登録>が以下である。

参照元ページには “us” のNo.173が表示され、スマートフォン用Googlebotによって「2023/08/08 5:42:46」に通常クロールされた。(通常クロールについては、
2020年10月15日付記事「
通常クロールによるインデックスは、リクエストのインデックスにseoで勝る」を参照のこと。)そしてこれは現段階での推測であるが、この8月8日の通常クロールが影響して、“us” のNo.173は「クロール済み-インデックス未登録」から再び「ページにリダイレクトがあります」に移行したのではないか?このHTTPSのNo.173が8月8日クロールされたコンテンツと、それ以前のコンテンツは異なるからだ。
低品質コンテンツとガイドライン違反
では品質に関するガイドラインに違反しているとの理由で、スパムによる
ペナルティの処分を下されなくとも、その他のガイドラインに違反することで、低品質コンテンツだと認識されるものもあるのではないか?例えば、
サイトマップのlastmodも、コンテンツに重要な更新があったことを教えるシグナルとすることがガイドラインだとすれば、
FC2ブログのサイトマップは、明らかにガイドラインに違反していると言えるからである。(
2023年03月6日付記事「
サイトマップのlastmodに新事実!Google seoとの関係を検証」を参照のこと。)これ以外にも、低品質コンテンツと認識されてしまう危険性があるものがあり、それこそが現在私がYahoo seo Googleのseo上の瑕疵だと考えているものである。
そうしたseo上の瑕疵だと疑われるものの最適化を継続した結果が、HTTPSのNo.173が8月8日クロールされたコンテンツと、それ以前のコンテンツとの相違になる。つまりは最適化した8月8日のコンテンツがインデックスされたことで、更新のシグナルが “us” のNo.173を「クロール済み-インデックス未登録」から「ページにリダイレクトがあります」に移行させた。
では、この移行はseoの前進だったのか、それとも後退だったのか?
これが意味するものは、seo上の後退である。つまり8月8日のコンテンツは未だ低品質のままであり、その最適化が不十分だった結果、“us” のNo.173はHTTPSのNo.173にリダイレクトされずに「リダイレクトがあります」に留まったのである。
最適化が不十分だった原因を、1月30日のクロール日時をヒントに考えてみた。その前提には、前回記事で書いた
つまりGoogleは、それがユーザーが指定する正規URLでなくとも、Googleアルゴリズムにもっとも相性が良いURLがあればそちらをインデックス登録する。
この考えがあるからだ。
“us” のNo.173はインデックス登録されているわけではないが、「ページにリダイレクトがあります」に表示されるということは、HTTPSの8月8日のコンテンツよりも、“us” の1月30日のコンテンツの方が
Googleアルゴリズムとの相性が良かったのではないか?では、1月30日から8月8日までに行ったYahoo seo Googleの最適化が
自虐seoとして
Google seoにネガティブな影響を及ぼしたのではないか?と仮定して、検証してみた。すると、2023年3月13日に、気になる修正をソースに加えていた。そして8月13日に、再びソースの
HTML記述に修正を加えた。現在はその結果待ちといった状態だ。結果が明らかになれば、それがガイドライン違反によるseo上の瑕疵の1つだったと認定することができるだろう。
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