Yahoo seo Googleの新旧ドメインで、Search Consoleのリダイレクト関連データは連動している。そして新ドメインの「代替ページ」が減少しているが、これは旧ドメインからの1対1のリダイレクトが承認されたことが原因ではない。リンクを媒介としたリダイレクトによって「代替ページ」は減少しているのだ。
HTTPS「代替ページ」と旧ドメイン「ページにリダイレクトがあります」のデータ連動
HTTPSの「代替ページ」数値減少と同時に、旧ドメインの「ページにリダイレクトがあります」にも数値の減少が認められる。画像は、Yahoo seo Googleの旧ドメイン “blog40.fc2.com” の「2023/09/04」データである。

同じく記事No.1293で報告した「2023/08/08」のデータと比較すると、「ページにリダイレクトがあります」の数値は62→58へと減少した。
次が旧ドメイン “us” の「2023/09/05」データである。

2023年8月19日付記事「
低品質コンテンツと認識される可能性のあるガイドライン違反?」で、“us” ドメインの「2023/08/15」データを紹介したが、「ページにリダイレクトがあります」の数値は17→15へと減少した。画像は省略するが、“net” ドメインの「ページにリダイレクトがあります」の数値は16で、これも「2023/08/15」時点で17あった数値から減少している。ここ最近は、
Google seoを意図した最適化を行ったのは、HTTPSの
URLだけであり、それを理由として、HTTPSの「代替ページ」減少と旧ドメインの「ページにリダイレクトがあります」データは連動していると推察したのである。
凡そ1年ほど前になる
2022年10月7日付記事「
Search Consoleが10日ぶりに更新された」で、「2022/10/04」時点の “blog40.fc2.com” と “net” の<ページのインデックス登録>を紹介した。 “blog40.fc2.com” の「ページにリダイレクトがあります」数値が810→799に、そして “net” で28→26減少したことを報告したが、この時もHTTPSの「代替ページ」では144→143への減少が認められていた。
そして逆パターンも確認している。「2022/04/12」データではHTTPSの「代替ページ」に140→141への増加が認められると、“blog40.fc2.com” の「ページにリダイレクトがあります」で、894→896への増加が認められたのである。
リンクを媒介としたリダイレクト
HTTPSの「代替ページ」減少について、再度、確認しておくべき件がある。それこそ
リダイレクトのURLの件である。
2023年07月21日付記事「
インデックスリクエストしてよいURLは?」で示した通り、HTTPSの「代替ページ」に表示されるのはカテゴリとアーカイブページが殆どである。そして2023年7月26日付記事「
FC2が旧ドメインのリダイレクト先URLを変更」で報告の通り、記事のリダイレクト先は正規URLになったが、カテゴリとアーカイブのリダイレクト先に変化はない。つまりは旧ドメインのカテゴリとアーカイブのURLから現在ドメインへの1対1のリダイレクトが承認されたとしても、リダイレクト先は正規URLではないため、「代替ページ」から消えることはできないのである。
だが、実際に「代替ページ」の数値は減少し、カテゴリやアーカイブのURLが消えていく。この矛盾を解消する手段は1つ。それはリンクである。旧ドメインの記事ページAから
発リンクされた旧カテゴリURLのリダイレクトが認識され、リダイレクト先URLがHTTPSの「代替ページ」に表示されていた。しかし、旧ドメインの記事ページAのHTTPSへのリダイレクトが承認されたため、旧ドメインの記事ページAは消滅する。そしてページAの消滅とともに発リンクも消え、旧カテゴリのリダイレクト先URLもHTTPSの「代替ページ」から消える、ということだ。つまりは新旧ドメイン間の1対1のリダイレクトでGoogle seoを考えるのは間違えで、全ては
Googleアルゴリズムの基本となるリンクを媒介としたリダイレクトを考えなければならない、ということだろう。
そしてリンクを媒介とするリダイレクトを考慮すれば、先の旧ドメインの記事ページAのリダイレクト承認も、現実的には旧ドメインの記事ページAに発リンクしていたページBが消滅したことが原因かもしれない。
Googlebotの
クロール、そしてページの更新とGoogle seoについて、さらに検証を行ってみる。
関連のseo記事
- 更新のシグナルは内部リンクによって伝播する(2023/09/13)
- ヘルプフルコンテンツシステムによる低品質コンテンツの認識(2023/09/29)
コメント