2023年11月13日朝の定点観測で、Yahoo seo Googleの「ウェブに関する主な指標」が再び要改善に転じたことを発見した。あまりに急なコアウェブバイタルの評価変更を機に、検索順位の急落も記録された。11月第3週に生じたGoogle seoに関係すると思われる変化について報告する。
前回記事「
コアアルゴリズムのアップデートはリンクのトータルなデータベースリセットが目的か?」をエントリーした2023年11月13日朝の定点観測で、Yahoo seo Googleの「ウェブに関する主な指標」が再び、良好
URLから改善が必要なURLに転じているのを発見した。

「2023/11/01」で良好に転じ、こんなにも早く再び要改善になるとは意外であったが、またしても今回の原因はCLS(Cumulative Layout Shift)であった。

このコアウェブバイタルの評価変更があった翌日、定点観測している「
Yahoo seo」の
検索結果で、Yahoo seo Googleの
検索順位が急落しているのを確認した。前日の30位から50位へと大幅なダウンであった。
画像は11月17日段階のもので、その順位は53位である。

検索順位急落の原因はレビューアップデートか?
検索順位急落の原因を探ると、時期的には2023年11月のレビューアップデートが該当するように思われた。根拠としたのはSearch Engine Roundtableの「
Google November 2023 Reviews Update Hit This Weekend」の、この文章である。
Google launched its November 2023 Reviews update on Wednesday afternoon, November 8. But we didn't see it have much of any impact until Saturday, November 11th. It currently seems this Reviews update is not as widespread as the November 2023 core update but there are some sites getting hit hard by this Reviews update.(Googleは11月8日水曜日の午後に2023年11月のレビュー更新を開始しました。しかし、11月11日土曜日まで大きな影響は見られませんでした。現時点では、このレビュー更新は2023年11月のコア更新ほど広く普及していないようですが、このレビュー更新によって大きな打撃を受けているサイトがいくつかあります。)
しかし、Google検索セントラルの「
Google検索のレビューシステム」を読めば、
日本語はレビューアップデートの対象外である。

つまりは、直接、このレビューアップデートがYahoo seo Googleの検索順位に影響を及ぼすことはないことになる。
だが、「Google検索のレビューシステム」を読めば、レビューシステムとは
コンテンツを評価する
Googleアルゴリズムであることが理解できる。
質の高いレビューコンテンツとは、洞察に満ちた分析結果や独自の調査情報を提供するコンテンツ、および特定のトピックについて深い知識を持つ専門家や愛好者が書いたコンテンツのことです。
レビュー システムは、アドバイスや見解、分析結果を提供するために書かれた記事やブログ投稿、ページ、もしくは同様の当事者による独立したコンテンツを評価するように構築されています。
日本語を対象としていないレビューアップデートは、直接、Yahoo seo Googleの検索順位に影響を及ぼすことはできない。しかし、間接的になら、関与する可能性は否定できない。つまりは、コンテンツを対象とするアルゴリズムのアップデートであることが関係して、コアウェブバイタルの評価も同時に行われたのではないか?と推測しているのである。でなければ、1か月単位で評価されていた筈のコアウェブバイタル(
2023年10月23日付記事「
コアウェブバイタルとseoの関係」を参照のこと)が、僅か10日で再評価される理由が見つからない。そしてコアウェブバイタルの再評価と検索順位の急落に因果関係があるとすれば、コアウェブバイタルの評価はGoogle検索ランキングにおいて、より大きな比重を占めるものになりつつあることが推測される。
参照元にクロス送信したサイトマップURLが表示される
11月15日、コアウェブバイタルのCLSで問題となった記事No.1131を<URL検査>してみると、
参照元ページにクロス送信した
サイトマップのURLが表示されているのを確認した。

これは
Search Consoleにrobots.txtファイルがレポートされるようになったことが直接の原因であろう。GoogleがYahoo seo Googleのrobots.txtファイルを確認した日時からも、それは事実だと確信できる。

クロス送信したサイトマップは、以前よりrobots.txtに記述してあった。それが今になって参照元ページに表示されるようになったことも、一連のGoogleアルゴリズムのアップデートラッシュが関係しているのだろう。2023年11月19日現在、2023年11月
コアアルゴリズム、そして2023年11月レビューアップデートはともにロールアウトを終えていない。

このアップデートラッシュが落ち着きを取り戻したとき、誰の目にもハッキリと分かる
Googleの変動が生じるのだろうか?興味深い2023年年末になりそうな気配である。
追記(2023年11月29日):2023年11月コアアップデートのロールアウトが終了した。終了に先立ち、Yahoo seo Googleの「ウェブに関する主な指標」が要改善から良好URLに転じたことから、「2023/11/10」のコアウェブバイタルの評価変更は、コアアルゴリズムが関係していたと考えるのが自然である。詳しくは、2023年11月29日付記事「
2023年11月コアアップデートのロールアウトが終了」を参照のこと。
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