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タイトルがなくても上位表示

タイトルタグにテキスト記述が一切ないウェブサイトであるにも関わらず、Googleからタイトルを付与され、上位表示されている事例を報告しよう。一見すれば、タイトルタグにGoogle seo上の価値などないような印象を受けるが、私は逆にタイトルタグの優位性を感じる。
によるタイトル書き換えについて、先日来記事を重ねてきたが、本日はタイトルタグへのがなくても、上位のにランキングされているウェブページの事例を紹介しよう。問題のウェブページは、タイトルタグに一切のテキスト記述がない。それにも関わらず、Googleからタイトルを付与され、の上位にランキングされている。
この情報をもたらせてくれたのは、2011年9月3日付記事「」で、タイトルが書き換えられたと連絡してくれたウェブマスターである。
教えてもらったウェブページにアクセスし、ソースのHTML記述を見ると、確かにタイトルタグにはテキストの記述がない。<title></title>は記述されながらも、タグの中にテキストは記述されていない。意図してそうしているのかは不明だが、調査すると、このウェブページ以外にもタイトルタグの記述がないページはある。いや、あるなんてものではない。ウェブサイトの殆どといっても過言ではないほど、タイトルタグの記述がないページだらけなのである。
Googleから与えられたタイトルは、このようなものだ。“テキストA - テキストB”テキストAは同一内の他のウェブページからのアンカーテキストのテキスト。テキストBは、どうやら会社名のようである。
“会社名のようである” と書いたのは、実際にこの会社の名称がそのまま表示されているわけではないからである。社名は、○○コーポレーションであるのだが、与えられたテキストBは○○トップなのである。
では、このタイトルタグにテキスト記述がないウェブページが、如何なる検索で上位表示しているのか?それは「地名 キーワード」である。
分かりやすく、“” なるキーワードで説明しよう。上位表示されているキーワード検索を「東京 seo対策」とし、社名はYahooSeoGoogleコーポレーションとする。つまり「東京 seo対策」というキーワード検索に対して、上位表示しているウェブページAは、Googleから “東京seo対策 - YahooSeoGoogleトップ” というタイトルが与えられている。
この “東京seo対策” のテキストは、他のウェブページBから、そのアンカーテキストでされているからだろう。Googleからそのタイトルが与えられた理由としては、分かりやすいと言えるかもしれない。
実を言えば、そのウェブページBのタイトルタグにも、テキストの記述がない。では、GoogleからウェブページBがどういうタイトルを付けられているか?と言えば、“1 - YahooSeoGoogleトップ” である。これも、他のウェブページCからページを遡るために振られた “1・2・3・4・5” の数字の “1” である。
“2・3・4・5” と振られたウェブページからも、“東京seo対策” なるアンカーテキストでリンクを受けている。ではどうして、“1 - YahooSeoGoogleトップ” からのアンカーテキストと理解したかは簡単で、“2・3・4・5” と振られたウェブページは、されていないからである。“1 - YahooSeoGoogleトップ” はドメイントップページから静的なリンクを受けている。かたや、“2・3・4・5” と振られたウェブページは、“1 - YahooSeoGoogleトップ” からjavascriptを利用したリンクを受けている。ご期待通り、“2・3・4・5” のウェブページにもタイトルタグの記述はない。
書きながら、まるでサイトを司法解剖している感覚に襲われる。
以上を鑑みるに、タイトルタグにGoogle seo上の価値なんて殆どないような印象を受ける。実際に記述せずとも、によって勝手にタイトルを付けられて、上位表示させているからである。
だが、断っておくが、この「地名 キーワード」はHIT件数約2,310,000件の、その関連のウェブサイトにおいては無視できないほど貴重な検索キーワードなのである。HIT件数が2~3,000件で起こった、“あるかもしれない” といった類のキーワードではないということである。
だからこそ思うのは、印象とは逆のタイトルタグの優位性である。Googleアルゴリズムによって勝手にタイトルを付けられたにも関わらず、それがGoogle seoに最適なタイトルタグの記述であったと仮定したら、上位表示の理由の一端を説明できるかも知れないからである。逆にタイトルタグを記述していても、それが最適なタイトルタグの記述ではないからこそ過剰なGoogle seoとなり、順位を下げている可能性も否定できない。
このウェブサイトは、まだまだ調査のし甲斐がありそうである。司法解剖の報告は、次回に回すこととしよう。
追記(2011年9月18日):「」でも、このウェブサイトの検証報告をしています。
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