パンダアップデートはネガティブseo対策にも利用されているのだろうか?Bingで生じたYahoo seo Googleブログの事例から考えると、利用されている、というのが現在の私の推測である。
Bingにもウェブマスターツールがある。Yahoo seo Googleブログも登録してある。以前は登録しただけで、ログインすることもなく放置していたが、最近は毎日チェックするようにしている。チェックするようにしたのは、
Bing seoの目的で<リンクの否認>をする必要があるからだ。
久し振りにBingで、Yahoo seo Googleブログをサイト
コマンド検索してみたら、トップページが表示されていない。そこで診断ツールの<リンクエクスプローラー>を使用してトップページへの
リンクを調査したら、ネガティブseoを発動させるバックリンクを発見した。問題の
URLを調査してみると、ソース上のdisplay:noneのボックス内にYahoo seo Googleへの
発リンクを発見し、そのURLからのリンクを否認した。その結果、Bingのサイトコマンド
検索結果にトップページは表示されるようになり、さらに、減少していた
インデックスが増加に転じた。(
2013年03月20日付記事「
seo検証に最も有益なツールは検索結果に化学反応を引き起こすコマンド検索」を参照のこと。)これを機に、ネガティブseoについて考えてみた。
Bingで起こったネガティブseoは、Googleでは起きていない。問題となったURLは、Googleウェブマスターツール(現在の
Search Console)の<サイトへのリンク>データには表示されていない。インデックスされているのかをURL検索で確認すると、「一致する情報は見つかりませんでした。」と表示されるURLと、表示されてもページのキャッシュが存在しないURLに大別できた。低品質
コンテンツだから、インデックスされていないのか?もしそうであるなら、パンダアップデートは、ネガティブseo対策にも利用されているのか?利用されていると今は推測している。
2014年08月2日付記事「
リンク売買とネガティブseoは精査できない」で
ペンギンアップデートとネガティブseoについて触れた。要は、ネガティブseo目的のリンクによって無辜のウェブサイトに甚大な被害をもたらす可能性があるから、ペンギンアップデートは更新できないということだ。記事からリンクした<海外SEO情報ブログ>の記事で、マット・カッツ氏は「パンダアップデートにもっと力を入れたいから」と、その理由に言及している。そうしたことを鑑みて、パンダアップデートはネガティブseo対策に利用されていると推測したのだ。パンダアップデートによりインデックスがなされず、それによりネガティブseo目的のリンクは無効化される。つまりは、2014年8月8日付記事「
ペンギンアップデートはパンダアップデートに変わる?」の仮説は現在でも有効だろうということだ。
先に、ネガティブseoの効果をもたらすURLからのリンクを否認したことで、BingにおいてYahoo seo Googleブログのインデックスが増加に転じたことを報告した。これは1度や2度の事例ではないので、ネガティブseoのリンクがインデックスの増加を阻止していた原因だと考えて間違えないだろう。
内部リンクによってブログ内のURLは繋がれている。そこにネガティブseoの影響をURL全てにリンクジュースとして流せば、ブログは全滅し、記事内から発リンクした外部
ドメインサイトにも影響を及ぼす可能性だって考えられるからだ。リンクジュースを堰き止めることで、インデックスは減る。しかし、ネガティブな影響も一部で留まる。Bingなりのネガティブseo対策と呼べるだろう。
Bingの場合、ネガティブseoは外部ドメインからの
被リンクによってもたらされるが、Googleの場合はパンダアップデートという内部からのシグナルでもたらされることだろう。内部URLからのリンクを否認することはできない。同様の対処としては、削除するか、もしくは “noindex” でインデックスを防ぐしかない。
低品質コンテンツを考えることは、極めて有益だ。Googleの価値観が理解できるようになるからだ。
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